没後30年 菅井汲

アート中国・四国広島県

没後30年 菅井汲

パリで活動した抽象画家・菅井汲の回顧展。日本初公開の作品と、愛車の1973年式ポルシェ・カレラRSが並びます。

画家・菅井汲(1919-1996)の没後30年にあたる回顧展です。初期から晩年までの画業を、時期を追ってたどる構成になっています。

見どころ

菅井汲は戦後まもなくフランスへ渡り、生涯の大半をパリ近郊で過ごした画家です。作風は一か所にとどまりませんでした。初期の東洋的な意匠から、記号を思わせる単純な形へ、さらに直線と円弧だけで構成された硬質な画面へと変わっていきます。同じ画家の作品とは思えない振れ幅が、まとめて見たときの面白さになります。

この展覧会には日本初公開の作品が含まれます。額装されずに保管されていたものが今回展示される形です。

もうひとつの目玉が、菅井の愛車だった1973年式ポルシェ・カレラRSです。絵画と並べて展示されます。高速道路や標識のイメージが後期の画面に繰り返し現れることを考えると、余談ではなく作品の理解に関わる展示物です。

開催スケジュール

  • 10月2日(金)〜12月6日(日)

会期中は無休です。開館時間は9:00〜17:00で、金曜日のみ19:00まで開いています。入場は閉館の30分前までです。

2か月以上の会期があるので、混雑する会期末を避けて計画できます。金曜の夕方は、仕事帰りでも回れる時間帯です。

アクセス

JR広島駅南口から路面電車に乗り、八丁堀で白島線に乗り換えて「縮景園前」で降りるとすぐです。広島駅新幹線口からのバスなら「県立美術館前(縮景園前)」下車です。

駐車できる台数が限られているため、公共交通機関が案内されています。

訪れる前に

美術館は名勝・縮景園に隣接しています。電停の名前が「縮景園前」であることからも分かるとおり、同じ敷地の並びです。**会期の後半は紅葉の時期と重なります。**庭園とあわせて回るなら、11月中旬以降が狙い目です。

抽象絵画に馴染みがなくても、形と色の変化を追うだけで十分に成立する展示です。時期ごとの区切りを意識して歩くと、変化がはっきり見えてきます。

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